(まんがの話)アイディアが続かない作家、無尽蔵に湧いてくる作家の違い。

作家さんあるあるで、1作目はすごくいいのが描けたのだけど、2作目は使わなかったネタで作成、3作目以降はさして面白くもないものができてしまうという現象があります。これは、材料がなくなっていく中で料理をしているのと似ています。

新作を作るには、たくさんの新しい材料が必要になるのです。材料は体験や勉強したことなどから得る人がいますが、自分の体験や知識だけだとすぐに空っぽになってしまいます。

では作家はどうしているかというと、自分なりの料理法を開発しているという方が多いです。1個のりんごでも、捉え方や描き方で作品になっていくのです。作家が100人いれば、100通りの流儀があります。だからこそ無限に作品が生まれてくるのです。

その中でも無尽蔵にアイディアを出す作家は、様々な感動体験を探し、表現を磨き、さらにはアイディアを宇宙と交信して得ているのではと思わせるくらいのことをしています。一生かけても書ききれないほどのテーマを見つけ、それを多くの人を感動させられる形で表現できる作家はやはりすごいと思います。

2023年06月25日 [雑記]