コスパが良い「マンガ動画」というジャンル

「マンガ動画」というジャンルの作品をご存知でしょうか。これはあらかじめマンガとして作成したものを素材にして組み上げた動画のことです。口パクなどはない代わりに吹き出しがあり、そこにセリフが表示されるのが特徴です。声優さんがセリフに声をあてることも多いです。このマンガ動画の特徴はなんといってもコスパの良さです。

種類にもよりますが、通常、手書きのアニメには1秒あたり1〜10万円くらいの費用がかかります。動かしたり構成したりするのに多くの人の手を使うためです。

それに対しマンガ動画はまず元になるマンガを作成します。描いた漫画を分解して、一コマずつ見せながら展開して行きます。製作費は、最初にかかる漫画制作に費用と、それを動画に組み上げて声優の声を吹き込む作業です。作画の量は1からアニメを作るよりも少なくできます。作例は皆生温泉開発100周年を記念して作成したマンガ動画です。漫画は印刷物としても作成し配布されました。

このように複数のメディアで同じコンテンツを再利用できることも利点と言えます。

ただし、やりようによってはお金がかかる場合があります。オプションになりますが、マンガを作成する時に口をパクパクできるようにしたり、コマの中で動きがつけられるようにしておくとさらに臨場感が増します。音声の方は声優の数を増やしたりBGMをオリジナル楽曲にしたりすると費用はその分上がります。

皆生温泉開発100周年記念マンガ動画

 

 

2022年04月07日 [アニメ&動画]