子供とイラストかるたを作る

鳥取県北栄町のイラストクラブの子どもたちと「北栄ふるさとかるた」を作成しました。これは北栄町の偉人や祭り、文化などをかるたにしてふるさと学習に役立てようというものでした。

読み札はすでにあり、それに対して絵札を作画することになったのですが、北栄町は広くて知らない地域の話題もあり、子どもたちにとっては何をどう描いたらいいのかわからなくなってしまうという問題が発生しました。それに伴い相談を受けた形です。素人では難しい部分を引き受け、イラスト制作に集中してもらうには・・・という考えでこの依頼を引き受けました。

いくらイラストがうまくても知らないものは描けません。そこで、描くために必要な資料を揃えてもらいました。偉人は似顔絵にしないといけないし、祭りやイベントなど小さな画面に収めるのが難しいものもあります。これらを一つ一つ指導しました。また、小さなサイズで描くのは子供には難しいので、大きなサイズで描いてもらい、それを縮小するようにしました。カラーなので、画材は扱いやすいものを選びました。

やり方がわかれば、低学年のこどもも積極的に描いてくれました。想定以上に良いものだできたらしく、大変喜ばれました。完成後のかるたは、イベントやリクレーションなどでよく使われているそうです。子供の絵は魅力があり、お年寄りにも喜ばれています。非常に使用率も高いそうです。

地域の人々が協力して作るコンテンツにはパワーがあると再認識した出来事でした。

北栄ふるさとかるた

まんがイラスト教室「北栄町の子供は4コマ漫画くらいなら誰でも描ける」

地元鳥取県は「まんが王国とっとり」でもあり、県庁にも「まんが王国官房」が設置されています。代表の寺西もまんがイラスト教室を下は小学1年生から上はお年寄りまで年齢制限なく行なっています。年齢や年代、習う方のスキルによって内容も様々です。例えば、県中央部にある北栄町では北栄町まんが寺子屋実行委員会主催で、小学校の全校生徒にまんがイラスト教室を開催させていただいております。北栄町は大人気漫画課・青山剛昌先生の出身地で、まんがに対する理解がたいへん進んでおり、この教室でも「北栄町の子供は4コマ漫画くらいなら誰でも描ける」状態にすることを合言葉に進めています。実際、多くの作品が生まれています。この取組は2012年から毎年行っています。

まんが表現はインターネットの普及によって発表の場が広がったほか、動画やパワーポイントなど画面でプレゼンテーションをする機会が増えたことから、様々な場面で使われる技術となりました。今やまんがやイラスト表現はコミュニケーションをより豊かなものにするための技術としてが見直されていると感じています。