地元の子どもたちに伝えたい物語はありますか

もし、費用が調達できるなら、地元の偉人の物語とか「初めて物語」を作りたい、もしくは地元の民話をまんがやアニメに・・・という方、いらっしゃいましたら実現可能性はともかく、ちょっと語り合ってみませんか?地元の子供達のためとか地域振興にきっと役立つと思うのです。お気軽にお問い合わせください。

岩田廉太郎先生

今日は漫画の大先輩、岩田廉太郎先生の葬儀でした。享年73歳です。
先生は高卒後にすぐ上京し、手塚プロでアシスタントをして腕を磨き、22歳でプロデビューして冒険王などに描いていました。地元に帰ってからも30年。朝から晩まで漫画を描き続けてきました。その作風は子供から大人まで年代を問わず生きることに希望をもたせる力にあふれており、新聞の連載も多くのファンレターが届いていたそうです。
仕事上でも人物伝や歴史もの等のまんが制作を通してたくさん教えていただきました。鳥取県在住の漫画家として多くを引っ張っていただきました。
人生の主人公を生き貫いた岩田先生。本当にかっこいいと思いました。ありがとうございました。

2023まんが甲子園で米子高校が初優勝しました

高知県で開かれているまんが甲子園は今年で第32回を迎える由緒ある大会です。

その2023年の大会で鳥取県の米子高校が初優勝を飾りました。

11年前に「まんが王国とっとり」が始まってから、毎年応募していましたが、最初のうちは予選通過も敵わないほど全国のレベルは高く、5〜6年目にしてようやく予選通過・本戦出場を果たし、本戦5回の内、昨年、準決勝に進むことができ、今年はついに優勝を果たしたという歴史です。

2012年から毎年少しずつではありますが、マンガ制作の指導をしていた身として、念願の優勝を果たしとても誇らしく思います。

優勝賞金の30万円は何に使うのかな?

まんが甲子園 米子(鳥取)初優勝 高知商業が入賞

 

デザイン業のフェーズが変わってきたという話

デザイン業とか広報活動もiPhoneとかiPad、手持ちのパソコンであれだけ簡単にいろいろ作れてしまうと、デザイン業はある意味、斜陽産業になってるのかもと感じます。まだまだ必要とされる世界もあることはありますが、コモディティ化するのも時間の問題かもしれません。

フリー素材は多いですし、ネット印刷もスマホからできますし、グッズも簡単に作れます。出版も宣伝も個人でできます。情報発信も無料のメディアがあります。絵もAIが描くようになるでしょう。デザイン業の求人もホント少なくなったから次のフェーズに移ってきてるのかもしれません。

現在は普段からの人付き合いを大事にしている人が商品開発の段階から密に関わってプロモーションやイベントまで一貫してるところが残っている印象です。AIが話題の昨今ですが、デジタル技術が進むほど人同士のつながりや絆、五感で感じられるものが大切になってくるのがおもしろいと感じる今日このごろです。

情報漫画の絵柄は選べるのか

「まんがやイラストのタッチは選ぶことはできますか」と問い合わせを受けることがあります。

当社では、まんがのテーマに応じて当社と契約しております作家の絵のサンプルをお渡しして、その中から作家を選んでいただいています。人気作家には執筆が集中することがありますので、スケジュールを押さえるため、サンプル提出後は早めの選定をお願いしています。

「〇〇先生風の絵でお願いできますか」という質問もよく受けますが、かえってクオリティの低下を招く場合が多く、それは受けていません。

マンガ動画で見る「むきばんだの暮らし」

むきばんだ史跡公園でパンフレット用に作成したマンガを、マンガ動画に加工しました。

弥生時代の暮らしを想像して作成した物語です。

セリフは地元・山陰声優部さまにお世話になりました。(8:30)

むきばんだの暮らし

まんがイラスト教室「北栄町の子供は4コマ漫画くらいなら誰でも描ける」

地元鳥取県は「まんが王国とっとり」でもあり、県庁にも「まんが王国官房」が設置されています。代表の寺西もまんがイラスト教室を下は小学1年生から上はお年寄りまで年齢制限なく行なっています。年齢や年代、習う方のスキルによって内容も様々です。例えば、県中央部にある北栄町では北栄町まんが寺子屋実行委員会主催で、小学校の全校生徒にまんがイラスト教室を開催させていただいております。北栄町は大人気漫画課・青山剛昌先生の出身地で、まんがに対する理解がたいへん進んでおり、この教室でも「北栄町の子供は4コマ漫画くらいなら誰でも描ける」状態にすることを合言葉に進めています。実際、多くの作品が生まれています。この取組は2012年から毎年行っています。

まんが表現はインターネットの普及によって発表の場が広がったほか、動画やパワーポイントなど画面でプレゼンテーションをする機会が増えたことから、様々な場面で使われる技術となりました。今やまんがやイラスト表現はコミュニケーションをより豊かなものにするための技術としてが見直されていると感じています。

まんがの制作費はページいくら?(費用対効果について)

「1ページあたりの料金はいくらですか」という質問を受けることはよくあります。これについては、全体で何ページの、どのような仕様のまんがを、どのようなタッチのまんが家で制作するかでかなり変わってきます。なので、こちらからの回答としては「ご予算はどのくらいですか?」ということになります。まんがにするメッセージがシンプルなものであれば、少ない枚数で澄むでしょうし、人物伝のように時代を追ってその空気も醸し出しながらとなると大河ドラマみたいに壮大なものになっていきます。まんがを制作依頼する場合、目的も予算も大体決まっているところでスタートします。なので、予算内で目的に向かって最大限できることをやっていくのがいちばん費用対効果のあるやり方になります。同じ物語を1ページでやるのか、8ページなのか、はたまた100ページなのかで、作り方も構成もかなり変わってきます。他にも、読者設定とか、取材が必要かとか、色々なことを目的と予算に合わせて組み立てていきます。打ち合わせの中でそこが決まれば、ゴールに向かってまっしぐらというのが弊社の作り方だったりします。

なぜまんがで説明するとわかりやすいのか

昔から「まんがにするとわかりやすい」といわれています。それにはいくつかの理由があります。

まず、まんがが文字と絵を組み合わせて表現できる表現手法です。家族紹介を例に説明しましょう。自分の家族構成を文章だけで説明するととても多くの文字が必要になります。写真ではどうでしょう。年齢や性別、身なりなどはわかりますが、名前や関係がわからないと誰が誰だかわからないです。写真に文字で説明が入ると人物と名前や関係が一瞬で結びつき、内容を理解できるようになります。これはカタログを見る効果と同じです。

次に、まんがは物語や表情で伝えることができるという点があります。例えば、嬉しそうに言う「ありがとう」と嫌そうに言う「ありがとう」では意味が大きく異なります。情報に感情という要素が加わるとより複雑な気持ちを表すことができます。物語になるとさらに登場人物の考え方や出来事を時系列で知ることができ、より豊かな表現ができます。

さらに、絵のタッチや物語の構成技法によってさらに多様に表現できます。まんがは、これらを駆使して複雑な情報をまとめ、読者に理解させることができるメディアと言えるのです。