「学びたい」という気持ちのすごさ

今日はマンガ教室だったのだけど、iPadのデジタルイラストでの子どもたちの画力がものすごく上達してて度肝を抜かれた。

ギガスクールで支給されているiPadだからプリインストールされているアプリしか使えない。メモ、写真、フリーボード、サファリの組み合わせ。検索能力を磨き、お互いに教え合い、マジすかのクオリティで描いている。終了時間が来てもまだ描こうとする。

子どもの「学びたい」のエネルギーは凄まじいと思う。やらされる勉強はつまらないが、やりたい勉強はいつまでもできる。大人の役割は子どものそんな心にどう火を灯すかなのだと実感した場面だった。後は勝手に自分が欲しいものを引き寄せていくのだ。

【新作】マンガふるさとの偉人 炎を宿した彫刻家 辻晉堂

鳥取県伯耆町出身の世界的な彫刻家・辻晉堂の生涯が漫画になりました。

若いうちから個性的で頭角を現し、戦争などの苦難も乗り越えながら常に新しい表現を模索していった彫刻家で、特に彫陶(ちょうとう)と呼ばれる粘土で作った像を焼いて完成させる作品において、評価されました。

芸術家の生涯ということもあり、美術や彫刻の知識も添えて描きました。地元・伯耆町の小中学生に配られ活用されます。

今回の制作は、ご遺族、地元の方々、博物館、美術館など多方面の方々からのご協力をいただきました。作家が個人で作るのではなく、多くの方々の協力を経て出来上がっていくのが人物伝の魅力だと思います。

未来につなぐ文化的な取り組みとして、ふるさとの偉人をマンガにする取り組みを積極的に進めています。

弊社では、制作に関する資金調達から完成、配布等人物伝出版に関する様々なご相談を承っています。

鳥取県伯耆町出身の世界的な彫刻家、辻晉堂の生涯を描いたマンガ

 

地元の子どもたちに伝えたい物語はありますか

もし、費用が調達できるなら、地元の偉人の物語とか「初めて物語」を作りたい、もしくは地元の民話をまんがやアニメに・・・という方、いらっしゃいましたら実現可能性はともかく、ちょっと語り合ってみませんか?地元の子供達のためとか地域振興にきっと役立つと思うのです。お気軽にお問い合わせください。

岩田廉太郎先生

今日は漫画の大先輩、岩田廉太郎先生の葬儀でした。享年73歳です。
先生は高卒後にすぐ上京し、手塚プロでアシスタントをして腕を磨き、22歳でプロデビューして冒険王などに描いていました。地元に帰ってからも30年。朝から晩まで漫画を描き続けてきました。その作風は子供から大人まで年代を問わず生きることに希望をもたせる力にあふれており、新聞の連載も多くのファンレターが届いていたそうです。
仕事上でも人物伝や歴史もの等のまんが制作を通してたくさん教えていただきました。鳥取県在住の漫画家として多くを引っ張っていただきました。
人生の主人公を生き貫いた岩田先生。本当にかっこいいと思いました。ありがとうございました。

2023まんが甲子園で米子高校が初優勝しました

高知県で開かれているまんが甲子園は今年で第32回を迎える由緒ある大会です。

その2023年の大会で鳥取県の米子高校が初優勝を飾りました。

11年前に「まんが王国とっとり」が始まってから、毎年応募していましたが、最初のうちは予選通過も敵わないほど全国のレベルは高く、5〜6年目にしてようやく予選通過・本戦出場を果たし、本戦5回の内、昨年、準決勝に進むことができ、今年はついに優勝を果たしたという歴史です。

2012年から毎年少しずつではありますが、マンガ制作の指導をしていた身として、念願の優勝を果たしとても誇らしく思います。

優勝賞金の30万円は何に使うのかな?

まんが甲子園 米子(鳥取)初優勝 高知商業が入賞

 

進化する学校でのイラスト制作環境

コロナのときにギガスクールの環境がどんどん整って小中学校でiPadを使う環境が整ってきたこともあり、いままではできなかったデジタルイラストのマンガイラスト教室ができるようになって今年度で二年目を迎えている。対象はiPadを取り入れている学校だ。ChromebookやAndroidタブレットはまだ動作が重くなりがちでiPadの一強状態だが、それも数年たてば解消すると思う。

さて、デジタルイラストだが、iPadにはメモ、フリーボードなど、ペンや指でイラストが描けるアプリがいくつかある。それの使い方を通してデジタルイラストの基礎をマスターしようというのが狙いで、思いのほかうまくいっている。全国でもこのレベルでやっているところは少ないし、You Tubeでもここまで使っているものは見当たらないので動画にしたい。

イラストを書く環境はさらに発展している。マンガ教室を行っている大栄中学校では要望があったらしく、アイビスペイントという無料のお絵描きアプリがインストールされたということで、それを使ったイラスト講習ができないかという相談を受けた。スマホでも絵が描ける高機能のアプリだ。ラッコ塾でもアイビスペイントを扱いたいと思っていたので教材の制作に着手。このアプリはマニュアルは充実しているが、イラスト作成に関する一連の手順を説明する教材はまだないので、簡易的なものを作った。これでまた一つ新しい教材ができたということになる。

デザイン業のフェーズが変わってきたという話

デザイン業とか広報活動もiPhoneとかiPad、手持ちのパソコンであれだけ簡単にいろいろ作れてしまうと、デザイン業はある意味、斜陽産業になってるのかもと感じます。まだまだ必要とされる世界もあることはありますが、コモディティ化するのも時間の問題かもしれません。

フリー素材は多いですし、ネット印刷もスマホからできますし、グッズも簡単に作れます。出版も宣伝も個人でできます。情報発信も無料のメディアがあります。絵もAIが描くようになるでしょう。デザイン業の求人もホント少なくなったから次のフェーズに移ってきてるのかもしれません。

現在は普段からの人付き合いを大事にしている人が商品開発の段階から密に関わってプロモーションやイベントまで一貫してるところが残っている印象です。AIが話題の昨今ですが、デジタル技術が進むほど人同士のつながりや絆、五感で感じられるものが大切になってくるのがおもしろいと感じる今日このごろです。

第1回ラッコ塾「水彩色鉛筆でクリームソーダを描いてみよう」

令和5年7月9日に第一回ラッコ塾「水彩色鉛筆でクリームソーダを描いてみよう」を開催しました。悪天候にも関わらず来てくださった方がいてとてもありがたかったです。

水彩色鉛筆は携帯性に優れ、色鉛筆と水彩絵の具の特徴を活かして絵を描くことができます。写真は12色のセットで描いたものです。基礎的な使い方を習ってからチャレンジしてもらいました。行きたかったけれど、都合が合わなくてというお問い合わせを多くいただきました。時間帯や曜日を調整していろいろな方に体験していただければと思います。また開催します。興味のある方はぜひお問い合わせください。

 

ラッコ塾始めます。まずは水彩色鉛筆。

本日7月7日は株式会社ラ・コミック創立17周年を迎えました。長年支えていただき、本当にありがとうございます。

これを機になにか新しいことを始めようと思い漫画やイラストを教えるラッコ塾を始めることにしました。まだ有料の教室は準備中なので無料の教室体験から始めます。どんな講座が登場するかはこれからのお楽しみですが、まずは人気の「水彩色鉛筆」から。10色でもここまで描けます。開催日が7月9日(日)と近すぎますが、時間のご都合がつきましたらぜひ。少しずつ体制を整えて、より本格的な講座が受けられるようにしていこうと思っています。今回はクリームソーダを描きますが、ボタニカルアートなんかもやってみたいと思っています。