絵は後からでもうまくなる。お話は・・・

漫研などに所蔵せず、20歳を過ぎてから漫画を描き始めてデビューしたという人って自分の周りでも結構いたりするので珍しいことではない。絵は研究・訓練すれば上手くなったりする。ものすごく絵が上手い人は、もともと捉える力が鋭く、出力が伴えば自然にうまくなるものかもしれない。
漫画表現は様々なジャンルのものを取り入れて多様化しているので、国語だけとは言い難いけど、自分的には構成の基礎が読解力にあるのはほぼ間違いないと思っている。表現力は読み取る力があって磨かれるということなのだろう。

4コマ漫画をマスターするメリット

漫画は、紙と鉛筆があればすぐにはじめられることですが、先生があまりいないので描ける人は少ないように思います。

一方で現代は、動画やパワーポイントをつかったプレゼンなど、「形の決まった枠に映像を並べてストーリー化して伝える」ことが爆発的に増えました。4コマ漫画にはその基礎となる要素がたくさん含まれています。

また、4コマで一つのシークエンスを作るという考え方はストーリー構成を整理し、リズム感を持ってわかりやすく伝えるスキルになっていきます。

かつて私達は俳句など決まった文字数制限の中で世界観やストーリー、思想などを表現してきました。4コマ漫画はそこに映像が加わった表現技術だと思います。更に動きや音を加えるとアニメになりますし、漫画の内容を実際に人が演じれば演劇になります。そういった総合芸術的な表現の入り口にも立てる。

映像と文字を駆使して表現すると、共通のイメージを多くの人と共有しやすくなります。4コマ漫画を習得する最大のメリットはそこにあると思います。