【新作】マンガふるさとの偉人 炎を宿した彫刻家 辻晉堂

鳥取県伯耆町出身の世界的な彫刻家・辻晉堂の生涯が漫画になりました。

若いうちから個性的で頭角を現し、戦争などの苦難も乗り越えながら常に新しい表現を模索していった彫刻家で、特に彫陶(ちょうとう)と呼ばれる粘土で作った像を焼いて完成させる作品において、評価されました。

芸術家の生涯ということもあり、美術や彫刻の知識も添えて描きました。地元・伯耆町の小中学生に配られ活用されます。

今回の制作は、ご遺族、地元の方々、博物館、美術館など多方面の方々からのご協力をいただきました。作家が個人で作るのではなく、多くの方々の協力を経て出来上がっていくのが人物伝の魅力だと思います。

未来につなぐ文化的な取り組みとして、ふるさとの偉人をマンガにする取り組みを積極的に進めています。

弊社では、制作に関する資金調達から完成、配布等人物伝出版に関する様々なご相談を承っています。

鳥取県伯耆町出身の世界的な彫刻家、辻晉堂の生涯を描いたマンガ

 

アニメ制作費はいくら?(当社の場合)

「アニメの制作費用を教えてほしい」とよく聞かれますが、誰がどのようにどのくらいの期間でどんな内容で作るかなど様々な要素が入ってくるので、お金をいくらでもかけることができる分野だと思います。

当社では、低予算で作れるアニメとして、主に「マンガ動画」というスタイルのアニメを推奨しています。先にマンガ制作を行い、その後、制作した漫画を元素材にして動画化していくという手法です。アニメ用の原画が先にできているので、それをアニメ風に組み上げることで、作画枚数を減らすことができ、比較的低予算で作れます。

この場合は次のような計算式になります。

マンガ制作費(設定+コンテ+作画+仕上げ)+音声(BGMや効果音のほか声優の有無あり)+動画加工費

追加オプションとして、会話シーンで口をパクパクさせたり、部分的に動画(アニメ的に違うポーズを連続的に作画して動きを出す手法)を作成することもあります。アニメ加工が前提で作画を進めることも多いです。テレビCMやDVDなどへの加工は別途費用がかかります。

 

当社が作るアニメやマンガ動画の費用感としては、条件により上下しますが

初期費用10万円+1秒あたり1万円程度(税別)が目安になると思います。(令和4年4月現在)

15秒は25万円 30秒は40万円くらいです。(音声を除いた費用です)

3〜8分程度の案内動画は止め絵の長回しも発生したりするので、100万円くらいの予算でやりくりして作成する場合が多いです。

参考までに30分のTVアニメ番組の制作費用は10話合計で2億円くらい、劇場用映画は2〜4億円くらいだそうです。

マンガ動画で見る「むきばんだの暮らし」

むきばんだ史跡公園でパンフレット用に作成したマンガを、マンガ動画に加工しました。

弥生時代の暮らしを想像して作成した物語です。

セリフは地元・山陰声優部さまにお世話になりました。(8:30)

むきばんだの暮らし

コスパが良い「マンガ動画」というジャンル

「マンガ動画」というジャンルの作品をご存知でしょうか。これはあらかじめマンガとして作成したものを素材にして組み上げた動画のことです。口パクなどはない代わりに吹き出しがあり、そこにセリフが表示されるのが特徴です。声優さんがセリフに声をあてることも多いです。このマンガ動画の特徴はなんといってもコスパの良さです。

種類にもよりますが、通常、手書きのアニメには1秒あたり1〜10万円くらいの費用がかかります。動かしたり構成したりするのに多くの人の手を使うためです。

それに対しマンガ動画はまず元になるマンガを作成します。描いた漫画を分解して、一コマずつ見せながら展開して行きます。製作費は、最初にかかる漫画制作に費用と、それを動画に組み上げて声優の声を吹き込む作業です。作画の量は1からアニメを作るよりも少なくできます。作例は皆生温泉開発100周年を記念して作成したマンガ動画です。漫画は印刷物としても作成し配布されました。

このように複数のメディアで同じコンテンツを再利用できることも利点と言えます。

ただし、やりようによってはお金がかかる場合があります。オプションになりますが、マンガを作成する時に口をパクパクできるようにしたり、コマの中で動きがつけられるようにしておくとさらに臨場感が増します。音声の方は声優の数を増やしたりBGMをオリジナル楽曲にしたりすると費用はその分上がります。

皆生温泉開発100周年記念マンガ動画